地域の医療機関の支援、地域医療連携の推進に取り組んでいます
こちらでは一般の方へのご案内を掲載しています。
病診連携など医療関係者向けの情報は、下記ページをご覧ください。
地域医療支援病院
当院を受診される患者さま・ご家族の方へ
当院は『地域完結型医療』として、患者さんの身近な地域で、病院や診療所・クリニック等が、それぞれの役割を分担して、病気の診断や治療、検査、健康相談等を行い、地域の医療機関全体が協力して、患者さんに切れ目のない医療を提供できるよう努めています。
急性期の治療が必要な際に、地域の「かかりつけ医」からの紹介を受け、専門的な治療や検査、入院治療、救急医療を担っています。また、急性期の治療後は、「かかりつけ医」等での診療が継続されるように地域の医療機関と連携を図っています。
かかりつけ医についての詳しい情報は、以下のページをご覧ください。
とびうめネット(福岡県医師会診療情報ネットワーク)
とびうめネットとは、安心・安全な地域医療を支援するために、かかりつけ医を通じて、医療情報(症状、検査結果、病歴服用しているお薬、アレルギー)を事前に登録しておくことで、体調を崩すなどの緊急時に迅速で適正な医療を支援する情報ネットワークです。
登録の4つのメリット
病状や症状がしっかり伝わる
とびうめネットは、かかりつけ医に患者様の基本情報を登録して、医療関係者に医療に必要なデータを共有するものです。
データには患者さまの病歴、服用中のお薬、アレルギーの有無など医療に必要な情報が含まれ、医療関係者に確実に伝わるようになっています。
迅速に医療機関を探す
万が一患者さまの容態が急変しても、あわてずに消防・救急隊に搬送要請を。とびうめネット登録カードを提示または登録していることを救急隊に伝えれば、救急隊が搬送先の救急医療機関へとびうめネットに登録している患者さまであることを知らせます。
救急隊は患者さまの状態や病院の受入体制に応じて、救急医療機関を選択しますので、必ずしもご希望の医療機関へ搬送されるとは限りません。
消防・救急隊と医療機関が連携
消防・救急隊と医療機関が連携して対応するので、搬送がスムーズに行えます。 登録情報は緊急時紹介先医療機関として指定された医療関係者(緊急時には患者さまの承諾を得た医療機関)にのみ共有されます。
情報が共有されてすぐに処置ができる
とびうめネットに登録していれば、医療関係者が患者さまの情報を探したり検査する時間を短縮できます。また、確実に正しい情報が伝わるため、すばやく的確に処置を受けることができます。
また、これらの情報共有は高い通信技術を通して行われるので安心です。
(とびうめネットホームページより)
「とびうめネット」登録につきましては、かかりつけ医にご相談いただいています。
小児救急体制
2008年7月より粕屋医師会・宗像医師会、九州大学小児科、福岡県医師会、宗像急患センターおよび周辺都市の保健所や消防署が参画して、宗像・粕屋小児救急連携協議会が結成され、2009年4月より、休日と夜間の一次救急を宗像急患センターが、二次救急を当院が分担する小児救急体制がスタートしました。
小児救急への受診が必要な場合は
当院は、原則として、かかりつけ医(開業医)や宗像急患センター等(一次救急)からの紹介患者さんの診療を担当し、入院が必要となる場合の専門医療(二次救急)を担当することになっています。
症状により受診が必要な場合は、まず、かかりつけ医(開業医)や宗像急患センターを受診されますよう、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
宗像地区急患センター
場所 | 宗像市田熊5丁目5-5(宗像地域医療センター1階) |
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診療科目 | 内科、小児科 |
診療時間 | 平日 19:30~翌朝6:00 |
がん診療連携拠点病院
当院は、国指定の地域がん診療連携拠点病院として、専門的ながん医療の提供等に努めながら、がん医療に関する相談支援及び情報提供並びに地域の医療機関への支援、地域連携の推進等に取り組んでいます。
がん診療連携拠点病院についての詳しい情報は、以下のページをご覧ください。
災害拠点病院
災害拠点病院とは、災害医療機関を支援する機能を有する病院で、重症・重篤な傷病者を受け入れるなど災害時の医療救護活動において中心的な役割を担う病院です。当院は救命医療を行うための高度診療機能を備え、被災地からの重症傷病者の受け入れなどを行うため、2009年12月に災害拠点病院として認定されました。
具体的な活動内容
- 搬送された傷病者等のトリアージ
- 救護所からの搬送患者(中等・重傷患者)への医療救護処置
- 直接、外来受診する傷病者への医療救護処置
- 自院で処置不可能な患者を基幹災害医療センター等へ搬送
- 市町村設置救護所への医療救護班の派遣
結核医療基幹施設
当院は、昭和37年に国立療養所福岡東病院として発足し、当初は1,710床で結核治療を主たる療養所として開所されました。時代の流れとともに結核患者数は減少していますが今なお年間18,000人以上の新規結核患者さんが発生しています。
当院の感染症センターでは38床の専用病床を確保しており、内科全般、一般外科、整形外科、脳外科、呼吸器外科、精神科など複数の診療科と連携・協力して総合的な治療をおこなっています。
- 結核病棟には陰圧設備を備えた個室を有し、院内感染防止対策をおこなっています。
- 多剤耐性結核など、難治性の結核治療も積極的におこなっています。結核医療基幹施設として九州圏内の各県から患者紹介があり、積極的に受け入れています。
- 全国的にも腎不全患者の結核診療ができる施設は極めて少ないのですが、当院は腎臓内科医と連携し透析も行っています。
- 入院に伴う精神的サポートも精神科医(非常勤)により可能です。
- 退院後も近隣の保健所や医療機関との緊密な連絡体制を整備しています。
感染症センターについての詳しい情報は、以下のページをご覧ください。