カルテ開示について
カルテ開示とは
患者さん等からの求めに応じて診療録等の閲覧・謄写交付を行うこと。また、必要に応じて担当者からの説明を行うことです。
この場合、個人情報保護を念頭におき、患者さん本人の同意を得ずに患者さん以外の方へ開示を行うことは医療従事者の守秘義務に違反するため法律上の規定がある場合を除き認められません。
当院における開示の目的
当院では患者さんへの診療情報を適切かつ積極的に提供していくことにより、医師と患者さんとの信頼関係の醸成を促し、また患者さん自身が自己の疾病に対する理解を深めることによる治療効果の向上を目指すことを目的として、平成15年9月に厚生労働省において策定されました「診療情報の提供等に関する指針」にそって診療記録等の開示に努めております。
カルテ開示申請ができる方
原則として患者さん本人に限ります。ただし、患者さんが死亡されている場合やその他、やむをえない事由により本人が申請できない場合は代理人による申請が可能です。
申請資格を有する方
- 親族(配偶者または血族2親等(父母、祖父母、子、兄弟、姉妹、孫))
- 成年後見人、任意後見人およびそれに準じる方
患者さんが死亡されている場合は患者さん本人の生前の意志が尊重されます。
開示の費用について
手数料
提供の区分 | 開示方法 | 開示手数料 |
---|---|---|
(1) 診療録等の写しの交付 | 紙文書 | 330円(文書の交付が30枚までの場合) |
11円/枚(文書の交付が30枚を超える場合) | ||
放射線画像記録(電磁記録媒体) | 1,100円/枚 | |
(2) 口頭による説明 | 医師による立会(原則1時間以内) | 3,300円/1時間 1時間を超える場合は30分ごとに1,650円 |
(3) 診療録等の閲覧 | 用紙に出力したものの閲覧 | 550円(用紙の出力が100枚まで) 100枚を超える場合は100枚ごとに220円 |
(4) 要約書の交付 | 所定の普通診断書の様式による交付 | 2,750円 |
特別の様式による交付 | 5,500円 |
上記の金額はすべて税込みの金額となります。
料金の詳細については担当者へお尋ねください。
カルテ開示までの流れ
受付から可否の通知までに約2週間のお日にちを要します。
1申請・受付 (約15分)
申請資格の確認を行った後、所定の申請書に必要事項の記入をしていただきます。
申請時に必要なもの
患者さん本人
- 身分証明書
- 認印
親族
- 申請される方の身分証明書
- 認印
- 患者さんとの続柄が証明出来る書類
- ご遺族が申請される場合は戸籍謄本で確認させていただきます。
- 各種証明書の有効期限は発行から3ヶ月以内です。
- 各種証明書の謄写はお返し出来ません。
2開示の可否決定
院内で協議を行い、開示の可否を決定します。
開示が出来ない(拒むことができる)場合
次に掲げる事由に該当する場合は開示請求に応じられない事もあります。あらかじめご承知おきください。
- 治療効果等への悪影響が懸念されるとき
- 患者本人以外の第三者の権利利益を損なうおそれがあるとき
- 患者本人以外の対象者から診療録等の開示請求がなされた場合であって、本人が開示を希望しない場合又は開示をすることが当該患者の利益に反すると認められるとき
- その他、委員会において開示することが適切でないと認める相当の理由があるとき
3通知
開示の可否を文書にて回答いたします。開示が決定した場合は日時をこちらで設定の上、併せてお知らせいたします。ご都合が合わない場合は担当者までご連絡ください。
開示を拒む場合であってもその理由を文書でお示しいたします。
4開示当日
2番総合受付の窓口でお声掛けください。開示終了後、費用をお支払いいただきます。
当日ご準備いただくもの
- 身分証明書
- 認印
- 開示費用
お問い合わせ先
開示に関する問い合わせ先
- 問合せ先
- 〒811-3195
福岡県古賀市千鳥1丁目1-1
独立行政法人国立病院機構福岡東医療センター - 担当
- 事務部企画課 医事専門職
- 連絡先
- 092-943-2331
- 受付日時
- 毎週月曜~金曜 8:30~17:00(土、日曜、祝日、年末年始を除く)
その他
開示、その他に関しての苦情(ご意見・ご相談)について患者相談窓口を設置しております。お気軽にお申し出ください。
患者相談窓口
- 場所
- 外来管理診療棟1階
- 受付日時
- 毎週月曜~金曜 8:30~17:00(土、日曜、祝日、年末年始を除く)
詳しくは、下記ページをご覧ください。