診療科紹介
各科より提出される検体の病理組織診断・細胞診断を行っています。術中迅速診断、剖検依頼にも対応します。
全科からの検体が対象です。消化管や呼吸器、肝胆膵の検体が多いのが特徴です。
直接患者さんには接しませんが、よりよい治療の一助となるべく、迅速かつ正確な診断を心がけます。また、近年増加している遺伝子検査に対応するべく、検体管理は厳重に行っています。
診療案内
診療体制
常勤病理医1名(病理専門医、細胞診専門医)と臨床検査技師3名(細胞検査士1名)で構成されています。
非常勤病理医の週2回の応援があり、常勤病理医が診断した全症例のダブルチェックを行っています。また、適宜専門家へのコンサルトを実施し、診断精度の向上に努めています。
診療方針
臨床医とのコミュニケーションを大切に、迅速かつ正確な診断を目指します。
主な検査・設備
- 術中診断の他、オンサイト細胞診にも対応します。
- 自動免疫染色装置あり。遺伝子検査は主に外注にて対応しています。
地域の医療機関の方へ
当院では、紹介元の病理標本の再確認を積極的に行っています。主治医から検体借用の依頼があった際には、お手数ですがご協力よろしくお願いいたします。
認定・指定施設
- 日本病理学会 研修登録施設
診療実績
項目 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
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病理組織診断 | 4,293例(術中迅速:89例) | 4,662例(術中迅速:123例) | 4,601例(術中迅速:123例) | 5,003例(術中迅速:142例) |
細胞診断 | 1,349例(術中迅速:27例) | 1,551例(術中迅速:40例) | 1,385例(術中迅速:43例) | 1,469例(術中迅速:41例) |
病理解剖 | 7例 | 3例 | 8例 | 8例 |
スタッフと専門領域
病理診断科
阿部 千恵 あべ ちえ
病理診断科医師専門分野
- 診断病理
所属学会
- 日本病理学会
日本臨床細胞学会
国際病理アカデミー日本支部
日本癌学会
ひと言
4月より当院に赴任いたしました病理診断科の阿部です。皆様のお役に立てるよう努めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。