脳神経外科のご案内
メンバー紹介
部長大城 真也
医長保田 宗紀
医員松尾 陽子
当科の特徴・取り扱い疾患
脳腫瘍(原発性・転移性)、脳血管障害(脳出血・脳梗塞)、頭部外傷、水頭症、脊椎・脊髄疾患など
手術件数(2019年:128例)
脳腫瘍摘出術:12例、内視鏡下脳内血腫除去:11例、脳動脈瘤クリッピング:3例、脳動脈瘤コイリング:17例、頸動脈内膜剥離術:3例、急性期血行再建術:11例、頭部外傷:47例、水頭症シャント:7例
地域の先生方へ
種々の中枢神経疾患に対して脳神経内科と協力しながら24時間体制にて対応しています。超急性期治療に引き続き、必要があれば近隣の回復期病院あるいは療養施設へのスムーズな連携も構築されています。
診療について
当院では脳血管・神経センターチーム(脳血管内科、神経内科、脳神経外科)で常に連携をとりながら24時間体制であらゆる脳疾患を受け入れています。内科的な検査・治療を十分に行われた後に手術が必要な方は当科で手術を行っています。
対象となる疾患は脳血管障害、頭部外傷、脳腫瘍をはじめとした脳神経外科疾患全般に対応しています。手術は手術用顕微鏡、神経ナビゲーションシステム(カーナビのような手術支援機器)、神経内視鏡、超音波メスなどの最新の脳神経外科手術機器とモニター検査機器(脳波計、脳血流計、体性感覚誘発電位、聴覚脳幹反応など)を導入しより安全かつ低侵襲に手術を行っています。重症頭部外傷に対しては頭蓋内圧モニターで脳圧の観察を行いながらSCU(ストロークケアユニット)での低体温療法も行えます。
脳神経外科の診療疾患
脳血管障害
クモ膜下出血、脳内出血、脳動静脈奇形、手術療法を要する脳梗塞(頚動脈内膜切除術、バイパス手術)など
脳腫瘍
髄膜腫、グリオーマ、聴神経腫瘍、転移性脳腫瘍など
頭部外傷
急性硬膜下血腫、急性硬膜外血腫、慢性硬膜下血腫など
機能的疾患
三叉神経痛、顔面痙攣など
先天性疾患
水頭症など
脳神経外科の診療病棟
最近、脳血管神経センター内にSCU(ストロークケアユニット)を作りました。一般に、SCUで治療することにより、死亡率の減少、在院期間の短縮、自宅退院率の増加、長期的なADL(日常生活動作)と、QOL(生活の質)の改善を図ることができると報告されています。
脳疾患はできる限り早く治療を始めることが大切です。アメリカでは、脳卒中は心筋梗塞などと同様、救急に対応するべき疾患であるとし早期治療の必要性がいわれています。手足の力の入りにくさ、言葉の障害、激しい頭痛、突然目が見えなくなったり、物がぼやけて見える症状も脳が原因であることもあります。このような警告症状があったなら、躊躇せずに直ちにご相談ください。
脳血管神経センターでは24時間対応しております。一刻も早く正確な診断をして治療を開始するほど、良い治療結果が期待できます。
外来担当医表
毎週火曜・木曜の午前中、受付時間 午前8時30分から午前11時まで(急患は随時受け付けています)
スタッフと専門領域

大城 真也
脳神経外科部長

保田 宗紀
脳神経外科医長・救命救急センター副部長
松尾 陽子
脳神経外科専攻医
- 所属学会
- 日本脳神経外科学会、日本脳卒中学会