腎臓内科のご案内
メンバー紹介
医長黒木 裕介
医員永江 洋、髙江 啓太、生島 真澄、上野 雄貴
当科の特徴・取り扱い疾患
蛋白尿、慢性腎臓病、急性腎障害、ネフローゼ症候群、末期腎不全、電解質異常、シャントトラブル、血液浄化療法全般
診療実績(2019年度)
入院件数:290 例、腎生検:32 例、透析導入:39 例、手術件数(シャント手術など):72 例
地域の先生方へ
検診でのタンパク尿、eGFR の低下からネフローゼ症候群、血管炎症候群など重度腎疾患まで軽症・重症問わず対応します。
診療について
診療について
当院腎臓内科は、検診でのタンパク尿、eGFR(糸球体ろ過量)の低下から重度腎疾患の集学的治療や長期透析の合併症まで、地域における腎臓病全般の中核施設として様々な疾患に対応しています。
対象疾患は、学校・職場検診でのタンパク尿、eGFRの低下、慢性腎臓病(CKD)、急性腎障害、ネフローゼ症候群、血管炎症候群、遺伝性のう胞腎、電解質異常などです。
また、透析関連では、透析療法(血液透析、腹膜透析)の導入やトラブル対応、バスキュラーアクセス(シャント)の作成やトラブル対応、経皮的血管拡張術(PTA)、二次性副甲状腺機能亢進症、貧血精査、血圧コントロール、その他維持透析全般に関する様々なトラブルや精査に対応しています。
また、血漿交換、血液吸着、CHDFといった急性血液浄化療法も当科で対応しています。腎疾患、透析療法のあらゆる分野に総合的に対応し、軽症・重症を問わず積極的に患者さんをお受けしています。
対象疾患
慢性腎臓病(CKD)
尿異常またはeGFRが60ml/分 未満、どちらか一方が3ヶ月以上続けばCKDと診断されます。CKDは相当進行しない限り症状が出ないため、検査を行わなければCKDは気付かれません。CKDは末期腎不全に至るだけでなく、心筋梗塞や脳卒中などのリスクが上がることが明らかになっています。
eGFRがさほど低下していない場合は、腎生検という組織検査を行うことで原因を確定することがあります。また原因が特定できた疾患に対しては、より的確な治療を行えることがあります。
例えば、慢性糸球体腎炎では免疫を抑える薬剤を使うなど特殊な治療が選択できます。遺伝性のう胞腎では、のう胞を小さくする薬剤が使用できることがあります。患者さんの年齢や背景、併存疾患を考慮し、患者さんのご意思を必ず踏まえたうえで治療方針を決定するように心掛けています。
血液透析・腹膜透析
eGFR 15 ml/分未満は、透析療法が必要になってきている状態といえます。透析療法は病院に週3回通って治療を行う血液透析と、自宅にて自分で透析液を腹膜透析があります。
患者さんとご家族には、両者を説明してどちらが患者さんに向いているか十分に考えてもらい、どちらかを主体的に選んで頂くようにしています。患者さんに主体的に選んでもらうことが、その後も前向きに透析療法を続けることにつながると考えています。
PTA、バスキュラーアクセス手術、腹膜透析手術
経皮的血管拡張術(PTA)、自己血管による内シャント作成、人工血管留置術、感染人工血管抜去術、動脈表在化術、長期カテーテル留置術および抜去術、シャント瘤除去、腹膜透析カテーテル挿入術および抜去術、腹膜透析カテーテル出口部変更術など、透析関連手術全般を当科で行っております。
認定・指定施設
- 日本腎臓学会 研修施設
- 日本透析医学会 認定施設
外来担当医表